来たる2024/6/16にJJUG CCC 2024 Springが開催されます!
この記事ではセッション一覧から内容を想像して、予習していきます。 当日聞くセッションの参考になれば幸いです。
※セッションの説明から考えた個人の想像になります。実際の内容とは異なる場合があります。
タイムテーブルはこちら
https://sessionize.com/api/v2/mqw0vro3/view/GridSmartsessionize.com
- WealthNaviにおけるObservability実践と、サービス改善への活用 16:15 - 17:00 #Intermediate
- Spring Boot 2.7 から 3.1 へのアップグレードに苦労したことと学んだこと 16:15 - 16:35 #Beginner
- 2024年 AI を利用した Java 開発の最新情報 16:15 - 17:00 #Intermediate
- 新卒エンジニアが 0から Non-Blocking な gRPCサーバーを作った話 16:15 - 17:00 #Intermediate
- Spring Bootで作成したAPIテストのコスパを高めよう! 16:40 - 17:00 #Intermediate
- いまどきの分析設計パターン おすすめ10選 17:15 - 18:00 #Intermediate
- JJUGセッション: Javaコミュニティのススメ 17:15 - 18:00 #Beginner
- イベント駆動アーキテクチャ導入の手引と共通の落とし穴 17:15 - 18:00 #Advanced
- バッチを作らなきゃとなったときに考えること 17:15 - 18:00 #Intermediate
- あとがき
WealthNaviにおけるObservability実践と、サービス改善への活用 16:15 - 17:00 #Intermediate
Observability(可観測性)のセッションです。
サービスが安定稼働しているかなどを監視し、データを蓄積、メトリクスを利用する方法をお話してくれるそうです。
本セッションではAWS環境での運用ということで、AWSのCloudWatch等のクラウド上のツールとJVM上で動くツールの組み合わせ方みたいなのが聞けると嬉しいですね。
アプリケーション開発時には後回しになりがちな監視体制の整備について改めて整理できるセッションになりそうです。
Spring Boot 2.7 から 3.1 へのアップグレードに苦労したことと学んだこと 16:15 - 16:35 #Beginner
Spring Bootのアップグレード記ですね。
Spring Bootのサポート期間はこちら
言語やフレームワークにはバージョンごとにサポート期間が定められており、それを超えるとセキュリティアップデートがされず、アプリケーションが脆弱な状態になる可能性があります。
こちらのセッションではサポート終了前に行ったアップグレードでの実体験を共有してくれます。 つまづきポイントだけでなく、ポイントに対してどのように対応したかや、今回のアップグレードを踏まえて今後のアップグレードにどう備えていくかという話もしてくれるみたいです。
ソフトウェアのアップグレードは避けて通れない道であるため、誰もが自分ごととして聞けるセッションであり、多くの知見が得られると思います。
2024年 AI を利用した Java 開発の最新情報 16:15 - 17:00 #Intermediate
Javaで行うAIサービス開発のセッションのようです。
「GitHub Copilot等のコーディング補助AIを効率的に使う方法」みたいな話ではなさそうですね。
このセッションではAIサービスの開発で利用できるライブラリ等を紹介するとともに、それらのライブラリの最新のアップデート情報が聞けるみたいです。
個人的に真っ先に浮かんだのはSpring AI
やlangchain4j
なので、そのあたりの最新情報が聞けると嬉しいです。
日進月歩のAI界隈ですから、本セッションにて最新情報がまとめて聞けるのは、良いチャンスだと思います。
新卒エンジニアが 0から Non-Blocking な gRPCサーバーを作った話 16:15 - 17:00 #Intermediate
Non-BlockingなgRPCサーバー実装の話になります。
gRPC
とはグーグルが開発したオープンソースのサーバー間通信フレームワークです。特徴としてデータのやりとりをJSONのような人間が読めるテキスト形式ではなくProtocol Buffers
と呼ばれる言語に依存しないバイナリ形式で実施する点です。これによりクライアントとサーバーの言語の違いを吸収し、バイナリであるためデータ量を抑えられます。
セッション中にデモを実施し、Non-Blocking
であることを示してくれるみたいなので、Non-Blocking
に対して具体的なイメージがつかない人も安心して聞けるのではないかと思います。
Spring Bootで作成したAPIテストのコスパを高めよう! 16:40 - 17:00 #Intermediate
APIテストを効率的に行うセッションです。
APIテストとはアプリケーションのエンドポイントへのアクセスを行い、レスポンスを検証するテストです。環境を整えることがJUnit等を利用した単体テストより難しく、導入コストがやや高いものです。
本セッションではAPIテストをより効率的に実施するためのノウハウと、APIテストによって得られるメリットとデメリットをお話してくれるそうです。
APIテスト導入しようとしているエンジニアや単体テスト以外の手法を知りたいエンジニアはぜひ聞いてみてください。
いまどきの分析設計パターン おすすめ10選 17:15 - 18:00 #Intermediate
業務ルールをパターンごとに分析し、設計に反映するためのセッションです。
ソフトウェア開発時によく出る範囲計算などから複数の概念をまとめて考えるパターンまで、さまざまなケースを例示して、どのようにパターン化、設計していくかを解説してくれます。
ほとんどのソフトウェアは既存概念の組み合わせでできており、全く新しい「パターン」はなかなかありません。本セッションでは既存概念を明示し、いわゆる「車輪の再発明」を防いでくれるようなセッションになるのではないかと思います。
設計をうまくやりたいけど、経験が不足していると思っている方はこのセッションを聞いて経験値を補ってみると良いと感じます。
JJUGセッション: Javaコミュニティのススメ 17:15 - 18:00 #Beginner
いつもおなじみ、JJUGのJavaコミュニティについてのセッションです。
言語コミュニティと言語の関係性やコミュニティ活動への参加方法についてお話するそうです。
近年のJavaはリリースサイクルが変更になり、よりコミュニティに近い運営がされるようになってきていると感じます。そのあたりの経緯や意味、Javaがどのように発展してきたかを知る良い機会になるセッションになると思います。
イベント駆動アーキテクチャ導入の手引と共通の落とし穴 17:15 - 18:00 #Advanced
イベント駆動アーキテクチャについてのセッションです。
イベント駆動アーキテクチャはシステムの出来事をイベントとして捉え、あるモジュールからイベントが公開されると、別のモジュールはそれを取り込んで関連する処理を実施するといったように、相互作用させていくアーキテクチャです。キューに入れて処理するメッセージ駆動を発展させたような形ですね。
本セッションではSpring Framework と Axon Frameworkでイベント駆動アーキテクチャを導入した経験をもとにイベント駆動アーキテクチャが解決する課題とイベント駆動アーキテクチャにより新たに発生する課題、その課題の解決方法を示してくれます。
イベント駆動アーキテクチャはなかなか個人の学習で構築して利点を得ることが難しいと考えています。 本セッションはイベント駆動アーキテクチャって実際どうなのかを学べる、非常に興味深いセッションになるかと思います。
バッチを作らなきゃとなったときに考えること 17:15 - 18:00 #Intermediate
バッチの注意点についての話です。
単にバッチというと個人的にはcron等で定期実行する処理を想像しますが、これはエンジニアの共通認識ではないことが多いでしょう。そのへんの認識合わせやパターンの解説を踏まえて、どういうケースなら「バッチ」にするかや作る際に気をつけることをお話してくれます。
アプリケーション本体の実装に比べて、あまりスポットライトが当てられることのない部分なので、気をつけるところや難しいポイントの共有は非常にありがたく思います。
誰しもが作る可能性がある領域で、言語にもとらわれない知識がつくセッションかと思います。
あとがき
これでセッションはすべて書ききりました。
18:10~は交流会, LT会があります。10人の方がLT予定なのでそちらも楽しみです!
それでは、当日お会いしましょー!!